中村 誠一 GridLab Vex Nexflow を立ち上げたのは 2018 年の秋でした。それ以前は東京・渋谷の SaaS 企業でデータエンジニアとして 7 年間働き、社内の ETL パイプラインを一人で設計・保守していました。当時、既存のツールはどれも「大企業向けに作られすぎている」か「小さすぎて使い物にならない」かのどちらかで、中規模の事業会社が使いやすいものがなかった。その不満が、このソフトウェアの出発点です。
最初のバージョンは、渋谷のシェアオフィスの一角で、中村 誠一パートナーエンジニア 2 名が半年かけて作りました。最初のお客様は、神奈川県の物流会社でした。倉庫の入出庫データと EC サイトの注文データを毎朝手作業で突き合わせていた担当者が、Nexflow Core を使って 3 時間の作業を 15 分に短縮できた。その報告を聞いたとき、方向性が正しいと確信しました。2020 年の春にクラウド版をリリースし、2022 年には Vex Monitor と GridLab Studio を追加しました。今は東京・文京区の小さなオフィスに 9 名のチームがいます。
中村 誠一、東京・渋谷の SaaS 企業でデータエンジニアとして 7 年間勤務した後、2018 年に GridLab Vex Nexflow を創業した。前職では社内の ETL パイプライン全体を一人で設計・保守し、データ基盤の設計から運用まで幅広く担当した。「中規模の事業会社が本当に使えるツールがない」という現場の実感が、起業の直接の動機になった。休日は文京区の自宅近くの古書店を巡るのが習慣で、技術書よりも昭和期の工業デザイン本を集めている。オフィスには常連のお客様から贈られた小さな観葉植物が窓際に並んでいる。